あれは忘れもしない2012年の夏、腰まで伸びた平安級ロングの髪の毛をバッサリ切って（ちなみに切った髪は寄付したいと言うと美容師さんがいくつかの束にわけて輪ゴムで縛ってまとめてくれる）ショートカットに整えてもらってウキウキで、でもめちゃくちゃ暑い日だったからせっかく塗ってもらったワックスもなんだかベタベタしてうっとうしくて、夜家に帰って速攻シャワー浴びた
いつも通りにシャンプーしてわしゃわしゃ流していつも通りにリンス付けて、髪を先端から揉んでいつも通り腕を目一杯伸ばして手櫛で解いて…ってとこで気づいたんですけど今日髪の毛切ったよねって 平安ロングから首丸出しショートカットに切ったよねってそこで気づいて、その瞬間ザーッと髪の毛が後ろに引いて消えた
私あのとき誰の髪の毛洗ってたんでしょうね
怖すぎたけどひとまずリンス流してからお風呂上がりました 目を開けたくなかったし振り返りたくなかったからむしろ時間をかけてしっかり丁寧にすすいでしまった 観念して目を開けたら別に誰もいなかったのでよかったです
いやたぶん理屈で説明できる現象なんだと思う あれはおそらく幻肢痛のようなもので単なる錯覚 背後から私に覆いかぶさる長い長い髪の持ち主は私の脳が補完した嘘なんですよね
長い髪からいきなり短い髪にするから怖いんであってこまめに美容院通えばいいのに…いや不精なタチでそれが無理で、せっかくこんなに長いんだからゴミにするよりどうせなら寄付しようとなるとなるべく目一杯長さを確保したいからばっさり切った方がよかったんだよ 怖いことが起きたのも結局その一度きりだし
まあそういう思い出です おしまい
私この前髪の毛切ったじゃないですか 今回はロングヘアを維持することにしたけど前回も前々回も3年以上ほったらかしてはばっさりショートカットにして（そんで切った髪の毛はもったいないのでヘアドネーションして、）また3年以上ほったらかして…ってサイクルでやってるんですけど、なんでかっていうと「髪の毛を切ると怖いことが起きる」ってイメージが強くてつい美容院から足が遠のいちゃうんですよね まあ一番の理由は私自身が不精だからなんですけども…