music.apple.com/jp/album/喜哀/17
ベッタベタのブレイクビーツから始まってピコピコ8bit(ポケモン?)、ブルース、ガムラン音楽?とかフレンチボサ?とか、色んなジャンルを取り入れてるから耳が楽しい 〆の「memento mori again」のサックス?何か大小の木管にOMSB始め色んな人の声が重なって「みんなサバイヴしているよ」が真に沁み入ってくる感じが音楽と言葉の力を相乗効果で増幅しててすごい
表題作「喜哀」がやっぱり一番かな 追悼曲は強い あと志人との「tenchi」好き 主人公は「君は太陽」の家族みたいに生きられたかもしれないのにそうはならなかったんだなあ

ネタバレ感想なのかもしれない 

明日のジョー、スラムダンク、殺し屋イチ など漫画愛を見せてくれるのも嬉しい あと1曲目からスペシャルサンクス的に色々挙げてるんだけども自治会長とご近所さんが入ってるのとか、「blood」で息子について「すでに感じるgiftedジーニアス」って親バカを丸出しにするのとか、かわいいし日々の生活は大事だぜって言い聞かせてくれてるようでありがてえ…
「blood」自分は父親の愛を知らなかったけど自分の子どもとは手を繋いでずっと仲良く暮らしたいねって内容なんだけども、中でも父親との関係について「案外傷ついてんだこっちも」とか「俺は独りだからよくなる迷子に」とか、マチズモ的な強さ偏重志向から離れて自分の弱い部分や心の傷つきを認めて受け入れる様子が記されていて、ヘッズに対してそういう姿見せてくれるの本当にありがたいなと思う 聴く人の価値観にわりとダイレクトに影響与え得るジャンルだし

昨日のセルフボースティングの是非の話の続きになるかもだけども 

こうしてOMSB一人アルバム1枚だけ見ても「お前何年ラップやってんの?スキルの差見えないの?やることやるだけだやれない奴はポスターの中の俺に黙って憧れてな」みたいなスキルや功績を誇る姿、夕方乗った電車の窓から人ん家のスケベシーンうっかり見えないかな〜ってしょうもないこと考えてたってふと気づく…みたいなしみったれた生活のこと(たぶん会社員時代の話?やっぱ音楽しかないって背中押されるって内容)、成功したけど金に支配されて仲間と決別した孤独なミュージシャンの物語、前述の「blood」、「赤ん坊から女子、おじさんまでみんな」生きて戦っている全ての人々の幸せを祈る「memento mori again」、と複雑な人間性を凝縮して見せてくれており、一つ二つの「イメージ」では語れない普通の個人でもあるとわかるので、いわんやジャンル全体をや…って思う

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ねーーーえいつも表記気をつけてるのにiPhoneの変換が言うこときかない…「あしたのジョー」です

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