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“JR東海は13日、東海道・山陽新幹線の車内に設けている男女共用トイレの約半数を女性専用にすると発表した。女性の利用客が増えていることを踏まえた。16両編成の車両で同日から順次導入”

ここに書かれてはいないが共用トイレでは女性の安全が保てないからというのも大きな理由だろう。それは女性なら誰しもが、男でも想像力働く人や俺みたいな客商売の経験ある人ならわかることだ。バイト時代含めると平成の初期から小売、流通の現場にいたけども、公共圏に女子トイレがどのように増えていったのかの推移はよく覚えている。長い間「女性が公共圏で(親密圏ですら危ういけども)安全に排泄ができる権利」が保証されていなかったんだよね、この国は。男女雇用機会均等法施行後、ようやくそこが進んでいったわけでね。

80年代後期、男子トイレと大便用トイレしかなかったところが多かった商業施設、レジャー施設に女性用トイレが次々にできていったのを思いだす。ただしそれも人権の尊重というよりは「消費者としての女性」という視点から整備されていった側面が強い。常に資本の論理と向き合いながら、資本の論理に抗しながら、時には利用しながら。一歩ずつ前に進んできたことを後戻りさせてはいけないはずだ。 [参照]

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