コラム:米国を蝕む「縁故資本主義」=河野龍太郎氏 | ロイター https://jp.reuters.com/article/world/-idUSKBN15G34O/
前回トランプが大統領になった時にBNPパリバの河野龍太郎がロイターに出していた論考だが、米国経済だけでなく日本経済についての現状分析も分かりやすくその内容は今も通用すると思うので再掲したい。河野は前からアベノミクスには批判的だった珍しい株屋さんでこの姿勢は一貫している。
そう言えば、当時河野が違う論考で少し触れていたけど、安倍(や大阪維新の会)がやってきた事は新自由主義というよりも縁故主義、縁故資本主義と呼ぶべきものだとしているが、確かに今の日本に繰り広げられている光景は、新自由主義とは少し異質なものになっているのは間違いない。
磯田道史がNHKでやってる歴史番組で「歴史的に見て国家(政権)が終焉期を迎えると行政機能をアウトソーシングしだす」と言っていたけど、今度のトランプ政権がやろうとしていることを見ているとまさにそんな感じで、今回マスクが任される仕事は医療、教育、軍事という国家機能のアウトソーシング化、つまりは利益の付け替えと為政者たちの責任免責の正当化だもんな。現状見るにアメリカ合州国はいよいよ終焉を迎えるのか、それに日本も付き合うのか、と思えなくもない