平成時代で失った日本の名目成長 - GDP・消費・平均給与の成長率 | 小川製作所 研磨・溶接・製缶加工と医療機器製造 https://ogawa-tech.jp/economic-corrosion/?s=09
“GDPはその国で生み出された付加価値の総計ですね。
企業活動とも密接に関係しています。
日本はずっと1.0近辺です。
ほぼゼロ成長が長年続いている事になります。
その他の先進国はどうでしょうか、アメリカ、イギリス、カナダはこの20年程でGDPが2倍以上になっています。
年率成長率では4%程度に相当します。
もともと経済大国であるG7各国でも、これだけ経済成長しているわけですね。
フランスで1.8倍、ドイツで1.7倍、イタリアでも1.6倍といった具合です。
ドイツ、イタリアはこの中でも水準は低い方ですが、それでも年率2%以上の割合で経済成長しています。
先進国の中でも特に経済レベルの高いG7ですので、他国よりも基本的に経済成長率は低いのですが、それでもこの成長率です。
他の国は、もっと高い水準です。
例えば韓国で3.5倍、オーストラリアで3.3倍となっています。
経済が大きく伸びている他のOECD加盟国では、メキシコで5.9倍、アイスランドで5.2倍、コロンビアで7.6倍です。
北欧諸国でもフィンランド2.1倍、スウェーデン2.4倍、ノルウェー3.1倍といた水準です。
日本だけが0%成長です。
1997年はまさに日本の転換点となった年です。”
QT: https://fedibird.com/@gaitifuji/113061367302796535 [参照]
この間指摘した様に、悪の花は目立たぬように、少し前にその種が蒔かれているものだ。中曽根行革の素地は前政権の鈴木善幸政権で出来上がっていて、第2次安倍政権の地ならしをしたのが野田政権であり、小泉構造改革のスタートは橋本政権だという私の見立てだが、小川製作所さん提供のこちらのデータからもそれがよくわかる。起点は1997年。自社さ連立政権が終わり、自民党単独政権として橋本政権が誕生し、消費税が5%に上がった時。それが1997年。
竹中平蔵か政府の仕事に本格的に絡み始めたのが翌年。一橋大でやらかした後、米国に渡り帰ってきた竹中をタレントエコノミストの先駆けだった慶應の島田晴雄が引き込んだのがキッカケだ。
竹中の背後にいながらにしてあまりスポットライトが当たらない島田だが、最近で言っても、あのふるさと納税を考え出した一人であり現行の技能実習制度を設計した一人がこの島田でもある。彼が1990年代初頭に出した「自助の時代」という本にそれが明確に示されている。余談だが菅義偉がやたらと自助という言葉を使っていたのは、島田の影響が大きいと俺は見ている。
流石に齢80を超えた今の島田がなにかするわけではなかろうが、かつての島田の役目を竹中がしていると考えるなら、次の自民政権の仕事が農林中金私有化になるのはまず間違いない