社会文化研究 第26号
生活実践に根差した政策と社会文化 https://japansocio-culture.com/nenpou/nenpou_no26/
図書館でこちらを取り寄せて読んでみた。私は読みたかったのはこちら。
「バトラーはボーヴォワールをいかに誤読したか――「規範としてのジェンダー」と「自由としてのジェンダー」―― 古川 直子」
この間読んだ佐藤文香氏もそうだが、やはりその道のプロフェッショナルは違うな、流石だなと唸ることしきりであった。あちこちにアンダーライン引きたくなるのを我慢しつつ、ここぞという部分の概略をスマフォにメモっておく。なんだか学生時代を思い出すよね😆
「人種や階級が権力関係と不可分であることは認識されやすい。それなのに性別がそれらと同じ社会集団であるという事実は不可視化されがちだ。
自分のジェンダーを自由に生きるというバトラーの発想、それに疑問を抱かないとするならば、我々はこの基本的な事実を忘却しているのだ」
確かTwitterで安里さんも同じ部分を引用されていたと思ったけど、切れ味抜群ですよ。非常に学びの多い見事な論考でした。興味ある方はご一読をおすすめします