スタジオジブリの日テレ子会社について、否定的な意見が多そうだけど、あるなら日テレしかないよなぁとは思う。dwango KADOKAWAじゃなくてよかったじゃんと。今のジブリがここまで大きくなったのは、徳間康快と氏家齊一郎がいなければあり得なかったわけで、徳間亡き後、選択肢は日テレしかないよなあと。
私は、氏家齊一郎の政治的指向とは全く相容れないが、氏家という人はナベツネとは少々違って芸術、文化的な面で理解ある部分があって、東京都現代美術館の館長やったり、フランスのロスチャイルド美術館の修復やルーブルのモナリザ修復、国内外の芸術家の創作活動にも力貸していたりと、なかなか風変わりな人でもあった。政治的には相容れないけどね(大事なことなので2度書くw)宮崎駿より高畑勲を愛し、金がかかると鈴木敏夫が渋っていた「かぐや姫の物語」の制作に、「死ぬまでに高畑の新作が見たい」とゴーサイン出して、完成心待ちにしながら死んでいった、というエピソードもなかなかのものがある。とは言え、今の日テレの中に「氏家スピリッツ」があるか、ないかは知るよしもないが。あることを祈ってはおりますが。