かかったガイナコロジストたちを許さない話
AFABで救急車で何度か運ばれたことがあるぐらいに生理痛が激甚だったので日本語でいうところの婦人科、キモすぎて言いたくないのでガイナコロジスト、に長年お世話になった。というかならなかった。ならなかったというのは、私の症状について親身に考えてくれる医師にはとうとう最後まで当たることができなかったからだ。生活に多大な支障があったし、親身に相談に乗ってくれる医師を見つけたくて何ヶ所も探したが運悪く巡り会えなかった。ほとんどが男性医師で、私の痛みの訴えを大袈裟だ、心理的なものだと婉曲に伝えてきて、ソリューションは考えてくれなかったし、女性医師はあれこれ面倒なことは最低限にピルを出してくれるというだけで、長くかかっていたのに検査もせず、ピルが効かなくなった時に調べたら筋腫ができていて、何で検査しなかったの?と病院で言われたりした。かかりつけのあんたがなんにも言わなかったからじゃない?と言えばよかった。その数年後に子宮を全摘し、生理痛の恐怖から解放された第2の人生が始まって10年ぐらい経ち、心の底から手術してよかったと噛み締めているが、出会ったろくでもない医師たちのことはいまだに腹が立って忘れられない。
それでもガイナコロジストにはかかった方がいいと思う
ネットや人伝てによいという評判を見てから行くのに次々にろくでもない医師に当たりながらも私が諦めなかったのは、おそらくいちばん最初にかかった医師がとんでもなくいい先生だったからだ。たぶん高校生の頃だったと思う。地元のもうすでにおじいさんの先生だったのだが、くわしく症状を聞き取ってくれ、まだ若いし内診は最低限にしたい、どうしても嫌なら遠慮なく言ってと言ってくれ、安心して診察を受けることができた。当時はまだ低用量ピルもなかったし生理痛の軽減という目的では保険も効かなかった中用量ピルを治療目的ということで保険で処方してくれ、身体への影響を考えて半年ごとに休薬して経過を見るなどほんとうに細やかに診療していただいた。おかげでガイナコロジストの診察に対する心理的抵抗が最初から低かったのだと思う。私の場合いい医師はその人が最初で最後だったのは不運だったけど、でもひどい生理痛は鎮痛剤で耐えるだけが対処法ではないので、そういう人はまずは産科がメインではない女性医師のクリニックからgoしてみることをおすすめします。予約何ヶ月待ちみたいなところもザラなのでけっこうめげるけどね…