チューリッヒのKloten空港でも車椅子を押してくれるサービスがあった。もうひとりタイ人の高齢女性が車椅子に乗っていて、並んで運ばれていったんだけど…「Was sollen wir mit ”denen” machen?」(こいつらをこれからどうすればいいのかね?)とふたりで話していた。これねえ…ちょっと「こいつら」という意味にとられる指示代名詞。だって普通はモノに使うからね。だから、すぐに振り向いて「わたしの場合は、このままイミグレを出たら荷物を持って出ますから」とそれもスイスドイツ語方言でまっすぐ見て言ってやったら、言ったひとりが赤くなった。当たり前だ。失礼な。どちらもアジア系でもうひとりの女性の家族とは英語で会話していたから、わたしもドイツ語がわからないと思ったんだな。
#チューリッヒ