あのわたしの大嫌いな(あ、書いちゃった)インフルエンサーがよく言う言葉で、簡単に言ったり書いたりできる実に安易な反論としてあっと言う間に広まった。ちっとも反論になっていないが、考えの浅いひとたちにとってはそれが「勝った」証しとなるのだろう。
『客観性を重視する態度と、弱い立場の人に対する厳しい視線。(中略)数字が重要な価値を持つ社会は数字で人間を評価し、序列化する。そうして「劣る」とされる人が差別され、排除されるようになった。』
『数値に支配された社会とは、顔が見えなくなる社会。一人一人の経験は消去され、基準値から排除されたり抑圧されたりする人たちを見えなくしてしまう』
この村上靖彦教授の新著『客観性の落とし穴』はぜひ読みたい。
「それってあなたの感想」なのか? 数値化信仰がはまる落とし穴
https://mainichi.jp/articles/20230722/k00/00m/040/109000c