雨宮 冬明 @fuyuki@fedibird.com

私は正直、何かを面白がっている時の自分が薄気味悪い。
人間関係の失敗は大抵そういう時にやらかしたし、後から振り返っても「何であんなに興奮したんだろう……」と自分でも引く。
興奮して見落としていた重大事項に後から気づいた瞬間の恥ずかしさや後悔も辛いし、それが無くても疲労している。
「真面目なことばっかりで疲れないの?」とはよく言われるけど全然疲れないし、例え疲れても上記の二つに比べれば全く問題にならない。
なるべくならもう何も面白がりたくない。
興味や関心に基づいて冷静さを保って関わりたい。
そして、どうしても何かを面白がってしまう時は一人きりで出来うる限り人を傷つけず巻き込まずにいたい。

第50回衆院選　情勢報道集約
https://note.com/miraisyakai/n/na08a53dcb1de

選挙情勢の報道を一覧にまとめました。ここ10年ほどなかった、過半数が焦点になると見込まれる選挙です。10月27日はぜひ投票に行ってください。

ウェンディ・ブラウン著/河野真太郎訳『新自由主義の廃墟で　真実の終わりと民主主義の未来』、読了。

現代社会で台頭する排外主義や権威主義、フェイクニュースといった問題の根源が、新自由主義にあると主張。
ハイエクなどの初期新自由主義者の思想を分析し、彼らの考え方がどのように現在の政治状況に影響を与えているか、どう変容してしまったかを考察する。
新自由主義が、民主主義の根幹をなす「平等」や「社会的なもの」といった概念をどのように侵食しているかを論じる。
その下では、客観的な事実よりも、個人の感情や意見が重視される傾向があり、結果として「真実」が相対化され、フェイクニュースが蔓延する状況を生み出していると指摘。
さらに、排外主義や権威主義といった反民主主義的な政治勢力の台頭を後押ししていることを論じる。

新自由主義と伝統的道徳がセットなのは知っていたが、ハイエクのころからこんなにもガッツリ組み合わさっているとは知らなかった。ハイエクの「夢」は「国家による規制から自由という原則を通じて、かつては社会と民主主義が存在した場所に市場と道徳をすえつけること」……。
「自由」とは……と考えさせられる本でした。
#読書