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2024年4月。イスラエルの動きひとつで中東どころか世界規模まで、平和ではなく戦争状態を前提とする体制になりかねない瀬戸際にまで来てしまったように思う。
イスラエルの言う「テロとの戦い」とは、この半年間の現実をみれば、虐殺の言い訳に過ぎないことが明らかだ。また昨日のイランからの報復を受けて「やられたからやり返す」と言うだろうが、これもまた戦争が前提の屁理屈にすぎない。
そのイスラエルを支援するアメリカもまた、「平和」という言葉を戦争の正当化に使ってきた大国だ。日本がトモダチとして成すべきことが、軍事協力でいいはずがない。

戦争の悲惨さとは、なにも武力による攻撃だけを言うのではない。そこに至るまでにあらゆる日常が戦時だからと統制されてゆく。歪みが生まれ、生活が破壊されるそのとき、犠牲となるのは往々にして弱い立場に置かれた人からだ。
ひとたび戦争を前提とすれば、無理が通って道理がひっこむ。そのうちに協力という名目で強制され、相互に監視するようになる。いともたやすく自由は削られ、人権は当然のように無視される。戦争という泥沼にハマった時点で負けなのだ。

これまでの国際秩序のすべてを良しとはできなくても、世界はあくまでも平和の側に立つことを前提にしてきた。あらためて、戦争に反対する声をあげよう。

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