Pentimentが日本語化されたとのこと。16世紀のバイエルンが舞台の歴史ミステリADVです。 https://store.steampowered.com/app/1205520/Pentiment/
残念ながら日本語版だとフルに体験することはできなさそうなんですが、ラテン文字のフォントデザインが非常に凝った作品でもあります。話者の階層によってフォントの種類が違い、しかもそれを新たにデザインしているようです。フォント開発を担当した人がその経緯を書いてくれています。 https://lettermatic.com/custom/pentiment
手書き感を出すために一つの文字にいくつもヴァリエーションを用意したり、ブラックレターは現代では可読性が低いのでローマン風にしたりなど、細かい仕事の様子が説明されています。文字に親しみのない人用のフォントをデザインするにあたって、日頃きれいな文字を書くのに慣れたレタリングデザイナーが左手(非利き手)を使ったというのもおもしろいですね。
メディアには「中世」の文字が散見されますが、16世紀のドイツはルネサンスか初期近代か近世か、ともかく中世ではないのでは。たぶんリリースがそうなってるんでしょうけど。