浅倉久志編訳『グラックの卵』
浅倉久志編訳『グラックの卵』を読みました。カットナー「ギャラハー・プラス」がお気に入り、スラデック「マスタースンと社員たち」とジェイコブズ「グラックの卵」も良かったです。
「マスタースン」でクラークが漏らすラテン語について。p. 254 mons veneris はヴィーナスの山=女性の恥丘のこと、p. 257 は mens sana in corpore sano で「健全な肉体に健全な精神」。だんだん支離滅裂になって法律用語でもなんでもなくなったのに、状況には適切な皮肉になっているという形ですね。