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私がミックスとかサウンドに興味を持つのがめちゃくちゃ遅れた(現在進行系で遅れている)理由のひとつは間違いなくDominoとREAPERにあって、そもそもDominoで打ち込みをやっていた時代はVSTはおろかEQもコンプも当然なく(シーケンサーでしか無いので当たり前)、作曲の楽譜的な部分と限られた128の音色選びだけが音楽の全てだった。

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なんとなく己を振り返ってるけどマストドンだとちょうどいい。タイムラインをお借りしてすみません。

曲がシームレスに変化することの手品っぽさにはずっと惹かれていて、その手品っぽさの実践は最近の出演と地続きになっている(私の出演はDJとかライブというより演劇に近いと思っていて、1本のMP4の中に自分が立って何かを操作していると思い込ませることで体験を作る仕事をしている感がある。その意味で今のほうが手品っぽい。mp4を流していることは公言している)。
youtube.com/watch?si=lUzD5ox2g

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コード進行をコード進行という抽象概念としてちゃんと理解するのはここからさらに数年(3年以上)かかるのだけれど、それ以前から「同じ雰囲気をまとった曲」「同時に鳴らすとうまく重なる曲」という形でいろんな曲がグルーピングされていた。そのグルーピングの実践が↓とかだけれど、この2年後くらいにこのグループが数字で分類できることを知って感動した記憶がある。(この曲って全部456だったのかよ!という)
nico.ms/sm26779548?ref=other_c

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音楽に興味が無いのにDTMを始めたのはニコニコメドレーが作りたかったからで、流れていた曲が気づいたら別の曲になっている、という体験を作りたいというモチベーションだけで打ち込みを始めた。
2012年からはインターネットからMIDIを探してコードをパクるという技を覚え、トラックの使い方もニコニコメドレー作者のMIDIを見て学んだ部分が大きい。(私が自分の曲のMIDIを公開してるのはこの原体験が大きい。深い感謝……)
nico.ms/sm21115775

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小室進行を知ったのはおそらくRED ZONEの音MAD由来な気がするな……RED ZONEのMADはフォーマットとして、音素材でベースとメロディを打ち込み、映像の左でベースライン、右でメロディを左右反転させながら鳴らす(鳴ってる風に表現する)、というルールがあり、そこでベースラインというものの存在を知ったような気がする。音数が多いと理解不能だったけど音MAD上で2音だけ鳴らされたことで初めて理解できたという。

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その後、おそらくニコ動のコメントかTwitterのTLか何かで「小室進行」を知り、それによって自分の中にコード進行という概念が生まれた。
(最初は小室進行しか知らなかったのですべてのメロディに(曲に厚みを出す道具として)小室進行を乗せていた。その後小室進行以外にもコード進行という上位概念があることを知る。)

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これも小さい頃とかではなくて中学生の時のエピソードなのでそこからよく頑張ったとも思う。
実際、ボカロみたいな音圧高めのジャンルはオケのトラックの聞き分けも難しく(そもそもイヤホンもタダ同然のものを使っていたのも相まって)、本当にメロディとドラム以外の要素を認識できていなかった。(当時の最大限のアイデアは同じメロディを違う楽器でユニゾンさせて厚みを出すことだった。)

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始めてDomino使って曲を耳コピしたとき、メロディを完璧に打ち込んだのに音の厚さが全然足りなくて、原曲と私の打ち込みって何が違うんだ!?と困惑し、そこから音楽は複数の楽器(トラック)から成立していることを理解までかなり時間がかかった。

ヒットチャートに乗ってる曲が総じて好きすぎるというのは音楽素人である私の数少ない強みだという感覚

実際のところメロディがよくて進行の雰囲気がなんか良い、あとちょっと癖になる音が鳴ってる、というこれまでの私みたいな粒度で音楽を聴いてるリスナーが(数字の上では)大半だとは思っていて、その平均的ポップスリスナー感覚だけでそれまでの私はやってきた感があるが、せっかくならその入口は開きつつどこまで奥行きを持たせられるかに挑戦したいという気持ちが大いにある。

というか「みんなそうやって音楽聞いてたってこと!?」みたいな発見が今続々と発生してる

本質的に音楽に興味がない状態からDTMを始め触っていく中で音楽の面白さを発見するという順序で音楽と付き合っているので、メロディ、コードみたいな作曲的な部分しかない状態から数年かけて編曲という概念を発見して、今そこからまた数年かけて音楽にはミックスという変数があることに気づき始めている

ようやくミックスという作業で人々が何を目指しているのかわかってきた

フロクロ さんがブースト
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