フルートが大変なのは、金や銀といった重い金属を使っているのに横に構えて、なおかつ脱力しないといけないので、楽器を落としそうで怖いという点。しかも木管楽器はキーの構造が複雑な精密機器なので、落としたら壊れる可能性が高い。演奏中に自分の指が見えないのも欠点。
さらに、肺活量がチューバの次ぐらいに必要なので、息継ぎのタイミングを間違えると命の危険あり。
一方、バイオリンなどの弦楽器は木管楽器に比べて構造が単純で可動部品はペグ(糸巻き)しかない。こんな簡単なものから、あの美音が出るのが不思議にも思える。