『帰らない日曜日』観た。
身分違いのラブストーリーと言えばそうなんだけど、それだけじゃなくて戦争で負った傷やそれぞれの階級の人の悲しみや想い、物語を語ることが描かれていて良かった。
泳ぐことのできない上流階級のお嬢様と泳ぐことのできる孤児でメイドのヒロインの対比もわかりやすくて、いろんなことに縛られて動けない人たちと胸を張って別の場所に行ける人。奥様の「あなたには失うものは何もない」という言葉はいろんな意味で残酷極まりないんだけど彼らがいる世界を象徴しているし、それがジェーンの原動力にもなったんだなと思った。
裸でウロウロしてるシーンはハラハラするから早く服着てくれとは思ったけど不思議といやらしさは全然無くて、あれは彼女が初めて手に入れた自由な時間だったのかもしれない。
お屋敷も映像も美しくて、何よりお衣装が全て素晴らしくかわいくて最高だった。
久しぶりに原作読みたくなる映画だったな。
映画のことだけ考えて生きていたい
I’m still standing.