えぜる esel @eselLUVKA@fedibird.com

罪に対して与えられるものが更生ではなく懲罰が目的となっていることは懸念したい。嗜虐のために法を振りかざすのではなく共生を目指す方が、人間が築く社会の方向性としては一貫している。
が、それとは別で、性的なものも含めた暴力や虐待や嫌がらせがずっと見過ごされてきたこの社会で「ホワイト社会」とか危惧されても、ちゃんちゃらおかしいって思っちゃうのもある。黙ってエサになれって言いたいの？
社会に潔癖なところが無いとは言わないけれど、ゴミや毒を押し付けられ押し付けてきた身としては「世の中はおキレイになりすぎましたねえ^^」なんてとても共感できない。

えぜるはね、昔は逆だったんだ。正解は一つだと思って先生の言うことミッチリ聞いて、言うこと聞かない他の人たちを見下してた。
でもそんなの友達いなくなるから（当然）ある時パッタリやめて周囲の人のこと受け入れるようにしたら、それが自我の成長に繋がったのかね。正解は一つじゃないし、そもそも今まではとんでもないものを正解として掴まされて、自分を型にはめようとして苦しんでいたって気づけるようになっていった。大人になれ、あなたは幼稚だってわたしに言っていた人が、自分こそ本当の意味の大人になれなくて、どんなにいい子を頑張ってもお母さんに愛されなくて苦しんでいたんだって気づいた。

思考停止して上位存在にすべてを委ねたいっていう願望、日本人は強いんだなあとつくづく思う。
自分で考えるよりも先生が叩き込んだ「正解」を問題用紙に出力させることを良しとする学校教育がそうさせてる面ももちろんあるんだけど。問題はいい歳になった大人さえ、自分のオールを任せることのリスクやオールを奪うことの暴力性がわからず、“先生”の言う正解を求めてしまうこと。
今日の晩飯決めるのは適当でいいけど、そこ手抜いたぶん尊厳のオールはきっちり握ろうぜ～

縋るものがないとやってられないところまでそいつを追い詰めた人や環境もよくはない（依存症者がやってしまったことの罪や責任を放免するものではありません）。しかし何より、依存状態になった時に「これは依存状態だ」と判断し適切な回復に繋ぐ知識やシステムが、人にも社会にも圧倒的に足りてない。
みんな、甘えだと切り捨てたり、ただただ憎しみを募らせたり（もちろん憎まれるだけのことをしてしまっているが、依存から回復させないとやめさせられないという認識は必要）、あるいは動画を拡散して笑いものにするだけ。

見たことあるやつでしかないんだよ……。損害を出したり周りに迷惑や危害を加えてるのに誰がどう言ってもやめなくて、やらかしてからシュンと反省したりごめんごめんと泣きながら相手を抱きしめたり叫んで救いを乞うたり。で、しばらくしたらケロッと忘れ……てるかどうかはわからない、覚えてるのかもしれない。が、忘れたかのように同じことを繰り返す。
『「小児性愛」という病——それは、愛ではない』に、涙ながらにもうしませんと語る加害者ほど繰り返してしまうという話があったけど、まさにそれ。

ギャンブルでスって叫んで喚いてる人間の動画が「まるでカイジww」ってタイトルで上げられてるの見て、これ見てみんな笑えるの……？になっている
警備員が寄ってきたら暴れるでもまくしたてるでもなく、すごすごと「すみません」って言うような人が狂わされるのがギャンブルなり貧困なんだな……って恐怖しかないが

男性を消費する立場の人間こそ現実に起こる男性への性加害には批判的にならなきゃ仕方ないというか、それこそがみんなが言ってる「現実とフィクションの区別」じゃないの……？って思ってるんだけど、この二者が矛盾すると感じる人が多いみたいで世の中がめちゃ怖い。
じゃあなんだ、BL好きはジャニーがやった性的虐待を肯定するのがあるべき立場なのか？そんなだったらそれこそ「オタクは犯罪者予備軍」になっちまうじゃないかよ。それずーーーっと否定してきたんじゃなかったのかよ。ふざけるな