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水木しげるの妖怪 百鬼夜行展
〜お化けたちはこうして生まれた〜

生誕100周年記念!妖怪画約100点の公開と、その創作手法、妖怪文化の歴史などを紐解く内容だった。

水木しげるの描いた妖怪たちは、古い文献や先人が残した妖怪画をもとにして、それらに忠実に描かれていた。昔から伝えられてきたものを踏襲して、後世に伝えるという意味合いが強かったようだ。
元の絵と並べて展示されているので見比べられる。妖怪そのものには違いを出さないように注意しているけれど、妖怪を見て驚いている人間が丁寧に描き加えられていたりして、この世に共に存在している感が強い。

元絵がない妖怪に関しては、記述から姿形を創作したようだが、それもかなり慎重な姿勢が感じられた。
いきいきとした妖怪たちも目を引くけれど、背景の絵の整然とした迫力もあって見応え抜群。止まぬ妖怪への意欲が絵から滲み出ていてすごい。

妖怪や民俗学の古書などの蔵書も展示されていた。
立体物もいくつか展示されていて、妖怪が思わぬ大きさだと近寄るのも不気味!砂かけ婆や児啼爺、塗壁は馴染み深かったけれど、大かむろ怖すぎ!

そういえば、ひとつだけ怖い絵があった。鉱山にいる妖怪・敷次郎。働く鉱夫たちに紛れて、真っ青な顔をした敷次郎が佇んでいる様子が思い浮かぶ……。

グッズも魅力的で、思わず買ったのがこの三点。
がしゃどくろの絵を使った、扇子と手拭いが好みど真ん中だった :ablobbonebongoheart:
扇子は袋が付いていない。どこかで売っていないか探したけれどもイメージに合うものがないので、自分で作ろうかなと思っている。このまま鞄に入れたら絶対壊れるし。
手拭いは暗闇で目が光る!
ポストカードも光沢がかっこいい。

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