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Netflix今際の国のアリス2 エピソード8ネタバレ感想 

《くろっけぇ》
ハートのクイーン・ミラは妖しく艶やかで、アリスの後悔であり弱点であるカルベとチョータの記憶を利用し惑わせていく。ウサギとの絆が深まっていなければ、アリスの精神は過去の渦の中に囚われて、げぇむを棄権させられていただろうな。
ウサギとの未来を願ったことで正気を取り戻した。前を向いて生きるには未来が必要なんだね。

今際の国の国民になる永住権を手にするか、しないか。
「手にする」を選んだ人は主催者側になるということだと思うので、これまでのクイーンやキングたちは残ることを選んだ人たちなのだと思うと切ない。皆自分の生き方を選んでいただけで、単に現実を憎み逃げた人というわけでもない。ミラだって、アリスとウサギの絆を見て泣いていた。

「手にしない」を選ぶと現実世界で息を吹き返すという、タイトルの伏線回収。
これまでのげぇむでしきりに希望や信じる気持ちが求められたのはそういう事なんだと。死の瀬戸際では、最後は無意識の強い生命力に左右されるのかもしれないな。
今際の国の記憶が無くても、また新たに出会えばいい。光に向かって爽やかなラストかと思ったら、トランプのジョーカーが不穏だ。

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