Netflix今際の国のアリス2 エピソード6ネタバレ感想
《ちぇっくめいと》
ウサギが「私は元の世界に帰りたい」とプレイヤーを説得しだして胸が熱くなった。
ここにとどまりルールの隙をついて生きながらえるよりも、希望を持って次に進むことを皆が選択してくれて良かった。
元の世界なら希望なんかなくても日々はただ過ぎてゆくが、死がすぐそばにあるこの世界では、希望というものがかけがえのない光に見える。
《てんびん》
見応えある頭脳戦。
ダイヤのキング・クズリューとチシヤの一騎打ちは見ものだった。
クズリューは「公平と平等」が存在しない元の世界での弁護士としての経験から、命の価値について考えている。
チシヤは大学病院勤務医として、大学側から金やコネによる患者の命の選別をさせられてきた。
そんな2人が対峙する。命をかけて語り合うに相応しい。
「理想のために」とクズリューは言う。これはほとんど希望と同じだね。こんな世界でも人々の理想は消えていないのが印象的で、そのためになら死ねるという考え方も美しいと思う。
クズリューは隙のないビジネスマンの外見をしているのに、最期はその奥にある人間性が一際輝いて見えた。
もう1回見たいくらいだな。