>他の媒体でも言えることだと思いますが、「ちゃんと読んでもらえば面白いはず」という考えは、多分甘すぎます。そもそも無名作家の漫画なんて、「ちゃんと読んでもらえない」くらいを前提として描くべきなんです。ストーリー等の作り込み以前の問題として、興味ゼロの相手にすら「読ませる」だけの画力が、まず必要でした。この辺り、分かっていたはずなんですが、認識が甘かったなぁと思います。
これも高橋アキラ(SQで即打ち切り)を考えると疑問なんだよな。デビュー当時全く画力のなかった土塚がギャグの奇抜さだけで生き延びたことと対照的。裏を返せば、後者に関しては柴田亜美・衛藤ヒロユキ以来の「ギャグマンガ中心主義」が2000年頃のガンガンではまだ有効だったということ。つまり誌面にあった適応戦略を見いだせてなかったと思う。