青森県の六ケ所村に原発で使い終えた燃料の再処理工場が作られることが決まって、まだ建物が建ってない時に予定地に行く機会があった。
友人の帰省先が青森県でそこのお父さんがどこでも連れていってくれるというので六ヶ所村の再処理工場予定地に行きたいと頼んだのだ。
着いてみて最初に感じたのは生ごみ臭いということ。見た目は黄土色の土がはるかかなたまで広がっている景色なのだけど。山林の中に忽然と現れた土地。臭かった。
あの時ならまだ引き返せたのに、再処理工場はできてしまった。しかしなんの役にもたっていない。無駄だったのだ。