おとなカズミチカズ、
「ミッチー、もっと飲みなよ、弱くないだろ?」って少し低めの声のカズに驚いて「カズ?」って言いかけたところで互いにウイスキーで濡れた唇のまま、カズがミッチーにキスをする。
「カズ…?」「すまない、ミッチー……。今日だけ、今だけでいいから…」もう一度キスしようとするカズを抱きしめて、「酔ってるんだねカズ、そんなに強い酒だった?」って優しく笑いながら背中をさするミッチー。「ごめん」ってくぐもった声でミッチーの首元で「僕もどうしたらいいかわからない。これは、なんなんだろう、ミッチー……」「…酒が抜けたら、考えよう。僕たちは間違えちゃいけない…」しばらくの沈黙のあいだ、せなかをさすりつづけるミチ。「…ミッチー、行かないで、」「ここにいるよ」「僕のそばにいてほしかった、ずっと、お家の事情なのはわかってる、でも、やっぱりあの時、離れたくなかった」「駅で会ってただろ?」「それじゃ、足りない…足りないよ…。ミッチー、僕、キミが「カズ。言っちゃダメだ」「…ミッチー…」「言っちゃ…ダメなんだ」言わないまま、キスをして〜はじまれ〜〜〜!言ってないから大丈夫ってことにしてはじまれー!!!