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デイミアン・チャゼル監督「ファースト・マン」(2019)のラストで、地球に戻ってきて隔離されている主人公が妻とガラス越しに対面して見つめ合い、見つめ合うばかりかガラスの斜め上のほうに映るふたりの顔の像まで半分重なっているのを観客に見せるシーンを「若干くどいが、まあ、いいところ」と記憶していたんですけど、さきほどはじめてヴェンダースの「パリ、テキサス」(1984)を観たことにより、上述の感想は流れ星となって消え去りました。

“有名な作品をいまさらはじめて観る/読む/聞く”のをためらってはいけない…

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