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「ホドロフスキーのDUNE」(2013)をまた観たくなって観た。10年前の映画なのか。 

1970年代中盤、『デューン』を映画化しようと奮闘し、結局実現しなかった顛末をホドロフスキーと関係者が振り返る。

・これはと見込んで協力を依頼し、引き受けてくれたスタッフを「戦士」と呼ぶ。「この映画に携わるすべての人間は魂の戦士だ」。メビウスもギーガーもホドロフスキーの戦士。
・皇帝役として出演を交渉したのがサルバドール・ダリ。パリのレストランでダリとお付きの者の計12人が囲むテーブルにホドロフスキーは呼び出される。ダリは問いかける。若いころピカソと海岸に行った。車のドアを開けるといつも砂の中に時計を見つけた。「君は砂の中で時計を見つけたことがあるかね?」
・試されている。即答しなくては。「時計を見つけたことはない。でもたくさん無くした」。ダリ「なるほど、分かった。バルセロナで待っている」
・最高。
・最初から2/3が製作に向けて盛り上がっていく過程。残りが頓挫した事情やその後の話。
・失意のなか、デイヴィッド・リンチが『デューン』を映画化すると聞いて激しく落ち込んだ。彼は天才だ。ぜったい観ないつもりでいたが、息子に諭された。「本物の戦士なら観に行くべきだ」。
・観た感想が最高の最高。「人間として当然の反応だと思う」

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