『紙魚の手帖Vol.12』は、『Genesis』が合流した「夏のSF特集」――第14回創元SF短編賞の受賞作や、注目作家たちのSF短編、倉田タカシさんのインタビューなど。当方は円城塔さんの短編「ローラのオリジナル」の扉絵を担当しています。8月12日頃発売。
ジム・トンプスン好きな方にお伝えしたいのですが、8月末に『ゴールデン・ギズモ』という長編が文遊社から刊行されます。解説を担当しました。面白いのでぜひ。
〝金買付人(ゴールド・バイヤー)は実入りのいい仕事だった しゃべる犬のいる家を訪れるまでは――〟
http://www.bunyu-sha.jp/books/detail_gizmo.html
『創元SF文庫総解説』第6回では、J・G・バラード『殺す』を担当しました。
http://www.webmysteries.jp/archives/32667410.html
『すずしい木陰』(2020)という、木陰で寝ている姿をただひたすら映す映画を今頃知って、夏のいますごく見たい。でもソフトはなく、そもそも映画館で見るべき映画でしょうね。再上映されたら行きたい。
https://www.youtube.com/watch?v=VDcMWMUMLAA
濱田美枝子『女人短歌』(書肆侃侃房)を読んでいるのですが、すごくよい本ですね。第二次大戦中の歌人たちそれぞれの戦争との向き合い方から始まり、戦後の男性中心の歌壇で添え物扱いしかされなかった女性歌人たちが結束して作った『女人短歌』の48年の歴史を追う労作。
日刊ゲンダイ7月25日号(24日発行)の『週間読書日記』というコラムコーナーに、読書日記を書きました。『サイボーグになる』『どれほど似ているか』『あなたは月面に倒れている』『九月と七月の姉妹』『アホウドリの迷信』などに触れています。
THE CREATOR よさそう。
https://www.youtube.com/watch?v=C3_k_ElPOG4
とりしまです。Dempow Torishima 絵と小説をかきます。最新刊は長編『奏で手のヌフレツン』。著書に『皆勤の徒』(英訳版、仏訳版も)『宿借りの星』『オクトローグ』『るん(笑)』、高山羽根子さんと倉田タカシさんとの共著『旅書簡集ゆきあってしあさって』。SFマガジンで「幻視百景」連載中。