『SFマガジン』6月号は、話題の宇多田ヒカル×小川哲特別対談、三体&デューン映像化記念特集、テリー・ビッスンとハワード・ウォルドロップ追悼特集など。わたしは追悼エッセイでウォルドロップのいろんな作品について書き、「幻視百景」第48回では公園の入口で邪魔になってるなにかを描きました。

追悼特集では、テリー・ビッスンの「熊が火を発見する」や、ハワード・ウォルドロップの「みっともないニワトリ」という傑作も読めるんです。

追悼エッセイで文字数に入り切らなかったのですが、Night of the Cootersの監督主演はヴィンセント・ドノフリオで、脚本はジョー・R・ランズデールとウォルドロップです。あと、「A Better World's in Birth!」では、ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」の二丁拳銃を構えている子供のその後が描かれていて、いいんですよ。

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長山靖生さんの連載「SFのある文学誌」で、鳩山郁子さんが取り上げられている! 読み応えあります。

ナディア・アフィフィ著 紅坂紫訳「バーレーン地下バザール」、心の奥深くへそっと下りていくような話で、すごくよかった。末期癌を患う主人公ザーラが、地下バザールで様々な死の記憶を疑似体験していたとき、ある老女の死でこれまで体験したことのない感覚にとらわれ、その地へ旅に出る――

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