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アンナ・カヴァン著 安野玲訳『眠りの館』(文遊社)を頂きました。自伝的エッセイと〝夜の言葉〟で書かれた散文詩的な小説が交互に綴られた、白昼夢を見ているような本で、すばらしいです。カヴァン自身は、本書を『アサイラム・ピース』と対をなす連作短篇集として捉えていたそう。

〝昼のあいだわたしはずっと夜の世界に帰る時間を、館での密やかな生活という現実へと帰る時間を、待ちわびながら過ごしました〟

訳者あとがきで触れられていた、アナイス・ニン『未来の小説』のアンナ・カヴァン評も読み返した。

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