『穏やかな死者たち』(東京創元社)を頂きました。18人の作家による「シャーリイ・ジャクスン・トリビュート」なんですが、エリザベス・ハンドにカルメン・マリア・マチャードに、ジョイス・キャロル・オーツ、ジェフリー・フォード、ケリー・リンク――と執筆陣がすごい。10月6日頃発売。

「だってわたしたし、いつも家の中で暮らしているじゃない」というセリフがさりげなく出てきたりしてにやっとしますね。

それにしても合田のぶよさんのイラストと柳川貴代さんのデザインがすてき。18の体の一部を集めて大魔女を復活させようとする儀式にたとえる深緑野分さんの解説もいいです。

序文(エレン・ダトロウ)
M・リッカート「弔いの鳥」
エリザベス・ハンド「所有者直販物件」
ショーニン・マグワイア「深い森の中で――そこでは光が違う」
カルメン・マリア・マチャド「百マイルと一マイル」
カッサンドラ・コー「穏やかな死者たち」
ジョン・ランガン「生き物のようなもの」
カレン・ヒューラー「冥銭」
ベンジャミン・パーシィ「鬼女」
ジョイス・キャロル・オーツ「ご自由にお持ちください」
リチャード・キャドリー「パリへの旅」
ポール・トレンブレイ「パーティー」
スティーブン・グレアム・ジョーンズ「精錬所への道」
ジェフリー・フォード「柵の出入り口」
ジェマ・ファイルズ「苦悩の梨」
ジョシュ・マラーマン「晩餐」
ジュヌヴィエーヴ・ヴァレンタイン「遅かれ早かれあなたの奥さんは……」
レアード・バロン「抜き足差し足」
ケリー・リンク「スキンダーのヴェール」
謝辞(エレン・ダトロウ)

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訳者――新井なゆり、市田泉、井上知、小野田和子、佐田千織、谷垣暁美、仲村融、原島文世、渡辺庸子

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