エドワード・ケアリー著 古屋美登里訳『B:鉛筆と私の500日』(東京創元社 7月18日頃発売)をお送りいただいて大躍りしています。ケアリーさんがコロナ下で毎日スケッチを描いてはSNSに投稿されていて、それをTL上で拝見するのが楽しみでした。それらのスケッチ(なんと500点…!)にエッセイを加えたのがこの本なのです。

まとめて見るとただただ圧倒されますね。エッセイではコロナ下の体験や思索が綴られているのですが、干潮時のテムズ川の泥からさまざまな時代の遺物を掘り返したり、ティータオルが顔そのものの皺をまとったり、とまさにケアリーさんという内容ですばらしいです。

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私の好きな作家や俳優や生き物がたくさん描かれているのも嬉しい。ピーター・ローレ、ブルーノ・シュルツ、マーヴィン・ピーク、ボフミル・フラバル、ペソア、ゼーバルト、エミリ・ディキンソン――ジョージ・フロイド、ローザ・パークスたちも印象に残る。
マイク・ペンスの顔にとまった蝿…!

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