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『お前が犯人だ(エドガー・アラン・ポー)』 感想: 

『お前が犯人だ』は語り手の「私」によってグッドフェローが真犯人だと暴かれる。

だけどこの「語り手」簡単に信じていいんだろうか? 怪しい。

そもそも誰やねん「私」?

さらに、ラストシーンでは真犯人のグッドフェローがぺらぺらと自供してくれて死ぬんだけどいくらなんでも都合がよすぎますわ。「私」が毒でも盛ったんじゃないの?

「私」が真・真犯人に違いないと思うんですよね……。わからないけれど! 

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読み進めております新潮文庫の『モルグ街の殺人・黄金虫(エドガー・アラン・ポー)』!
収録の『ホップフロッグ』読みました。『お前が犯人だ』と同じく
「解った〜🤗」
と思わせといて実はすごい暗号隠されてるんちゃうん!? わからんけど(⁠>⁠0⁠<⁠;⁠)

ポーの『お前が犯人だ』読んだんですが
「『隠された手紙』みたいな暗号(D--cipherがdecipherやDupinやDeux等々にかかるpun)が隠されてるんじゃないの!? わからないけど><;; 」
と思って検索してみたらこんな論文が! 読んでみたい~
A Hidden Murder in Edgar Allan Poe's "'Thou Art the Man'"
Yasuhiro Takeuchi

muse.jhu.edu/article/840420#.Y

すっごい生意気なこと書くと新潮だろうが岩波だろうが、私が理解できる狭量な範囲ではありますが、誤訳のない翻訳には今まで出会ったことないので……それも翻訳を読む醍醐味として読んでます……

昭和時代のネットがない時代は特に、翻訳家さんも想像で補って訳してはる......それも味になるというか

この時代の小説ってやたら名前をアルファベット頭文字で表すよな……って流してたらそれ自体がトリックだった😂

ってことは『O嬢の物語』なんかも......

D--cipher(Dーー大臣のサイン) がdecipher とかかってるとか、これこそが『 』のトリックそのものを象徴してるところがすごい。

本編では名探偵ドュパンが
「あなたたちはビルボードくらいの大きさで目の前に大きくあるものほど見逃すんだ(要約)」
って警察をバカにするのね

それを読者に対して  は仕掛けてるんですね:;(∩´﹏`∩);: 参った

「こんな細かい部分が気にしてもしょうがないのに💦」
って自分を責めてたんですけど、SNSに投稿してよかったぁ~~! みんなにヒントもらえて
「シャーロックホームズの元ネタ」
以上のポーの凄さを知れました! 2022年一番の読書体験になりました。皆さまありがとうございます(^o^)/

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原文だと "Seal" だから、手紙を封印する蝋のヤツと思われる。封印【紙】ではないですね……

The Purloined Letter(Poe)
"In the meantime, I stepped to the card-rack, took the letter, put it in my pocket, and replaced it by a fac-simile, which I had carefully prepared at my lodgings — imitating the D—— cipher, very readily, by means of a seal formed of bread."

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p.113
パンでできた封印紙って何🤔⁉️
ポストイットのようなものかしら。粘着部分をパンで代用した?

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『盗まれた手紙(エドガー・アラン・ポー、巽孝之訳)』(『モルグ街の殺人・黄金虫(新潮文庫)』に収録)』)

『光源(桐野夏生)』は2000年代の小説。

2020年代の今、ネットを使ったスピリチュアルカルトの集金の恐ろしさが、桐野夏生の小説の恐ろしさを超えるのならばホンマ恐ろしい😱。 事実は小説より奇なりてやつ?

ていうか、桐野夏生さんの小説で女性カルト教祖ものがあったらぜひ読みたい😳‼️

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桐野夏生『光源』

女性映画プロデューサーがマンション抵当に入れて数千万円の制作費を捻出するのね

それがいかに命をかけた大変なことか。特に女性には。

だがごく私的な感想として、某スピリチュアル教祖さまが1ヶ月で数千万円集めたブログを読んでるせいで感情が迷子になってしまった😅!

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『光源(桐野夏生)』めっちゃ面白くて一晩でイッキ読みしてしまった。
桐野夏生さんの小説は、前半ではいい人っぽかったキャラが、後半で醜い人として嫌ほど描写される。
読んでてハシゴ外される感ハンパない。
油断して読めないかんじが好き。

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ウェンズデーに出てきたので買ったエドガー・アラン・ポー。そして好きな桐野夏生の『光源』楽しみ😍

トランス女性を除外してる著者のスタンスに納得できなかったんだけど一晩寝て、やっぱり共感できない部分をはっきり書こうと思って加筆しましたー。
トランス女性を含めないのでは、連帯じゃなく分断になっちゃうと思うんですわ。


 

#薔薇はいいから議席をくれよ #MoreDignitiyLessBullshit(キム・ジナ著・大島史子訳)』  不勉強なため、私にはフェミニズムがなぜトランス権利と両立しないのかがわからなかった。 

 決定的に賛同できない部分はやはりトランスジェンダー女性に関する記述だった。
 女性同士連帯しようと呼びかける本書だが、トランス女性をそこに含めないという。

 私はトランスジェンダー女性とも連帯したい。
 トランスジェンダー女性を連帯から線引きする著者のスタンスは到底受け入れられない。

 著者は韓国で2020年淑明(スンミョン)女子大にトランス女性が入学を許可された件やオリンピックにトランス女性が出場した件などを例としてあげている。

しかし、女子大への入学もオリンピックへの出場も控えていない私の現実の生活がトランスジェンダー女性によって脅かされることはない。


 誰と連帯するかしないかを自分の現実の生活感覚で決めたい私にとって、著者が挙げる例は抽象的すぎるんだと思う。

 

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私は社会そのものに適応できない人間なので、バリバリ「社会変えてこー!」って運動してる人の本と合わないのは当然ですわね。
読んだだけでも自分の社会性を褒めてあげたい......。

#薔薇はいいから議席をくれよ #MoreDignitiyLessBullshit(キム・ジナ著・大島史子訳)』  不勉強なため、私にはフェミニズムがなぜトランス権利と両立しないのかがわからなかった。 

「著者はソウル市長に出馬もした韓国のフェミニストだが、トランス女性の権利には積極的ではない」
 という前情報だけでこわごわ読み始めたが、第一線の元・コピーライターさんが書いただけあって文章・構成が卓越しており、ぺージ数もコンパクト。
 一気に読了できるようにつくられていてさすが。
 翻訳者さんの力量にも感謝。

私なりの理解だが

「不況と不安定な雇用で女性が未来に希望を抱けない今は待ったなしの状況。マイノリティ全体の権利よりもまずは女性の権利を勝ち取らなくてはならない。」

というのが著者のメッセージだろうか。

 短いキャッチコピーで大勢に訴求し「運動」を通じて社会を変えようというのが本書の狙いである以上
 「私が闘うのはここからここまでですよ」
 ときっちり線引きするのは必要、そうでもしないと結果なんか出ない。

 とはいえ私が「運動」というものに参加できない体質なのはこのせいか
 と、本書のおかげで自己理解を深められました。

 なお一番共感したのは著者が希死念慮と闘ったことを綴った章。

『動物が幸せを感じるとき 新しい動物行動学でわかるアニマル・マインド(テンプル・グランディン)』
p201-203 "学習性無気力ーこれを理解するには、脳の問題に立ちかえる必要がある。電気ショックから逃れるのも、逃れないのも、どちらも行動だ。どんな行動も情動によって駆り立てられる......ショックを止めることができた犬は、おそらく、ショックの「恐怖」と、ショックから逃れる方法を見つける「探索」の両方をかんhじていた。ショックをコントロールできなかった犬が感じていたのは、「恐怖」だけだろう。……「探索」システムが過剰に抑制され、抑うつ状態に陥ったのだと考えられる"

象はちっちゃなマシュマロのご褒美で芸をするらしい。私もマシュマロ食べよう(違う)
『動物が幸せを感じるとき
 テンプル・グランディン著』

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