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いまや大学教育が英語によってなされることの機運が高まっているようだが、国際的な発信とか交流などのメリットとされることがある一方で、知識の民主化という点で日本語が後退するデメリットをどう考えればいいのか、答えを出せずにいる。

日本語で学問をすることの価値が下がれば(すでにジャンルによっては下がっているという見方もある)、初めから外国語で学んだ方がいいとなるのが合理的判断であるが、その結果学問のエリート化、階層の二極化が進むだろう。

インドのように人口が多ければそれでも集団としては発展していけるかもしれないし、ずっと小さい規模ならシンガポールのようにやっていけるかもしれない。さあ日本はどうなる、といったところ。(4/4)

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