まあ多文化共生に基本的な足場を置く自分としては、アメリカ政治に批評的な目を持つわけでもないので、素直な気持ちでカマラ・ハリスを推すのでした。娘曰く、インスタとかネットに流れてくる情報からすると自分はもうトランプでいいと思ってる、トランプの何がダメなわけ?ということで、家庭内で有意義な対話が行われたわけですが、知識層の上っ面の議論が現場の人たちの気持ちを捉えてないわけだから、自国主義のトランプで何が行けないのかという子どもの捉え方は、それなりの現実を反映した意見ではある。父はその知識層の上っ面の議論も、やはりとても大事なものだと思っているのですよ、こういう仕事をしているからと言われそうだけど。
娘の世代はほんとSNSなのだなあ。国境を越えても若者の価値観に(扇情的に)訴えてくる。私は、清濁併せ飲んだところで、それでもアメリカは今の人権に関する考え方を牽引してきた大事な知的資源の一つだと思いますよ。上っ面で人は生きていけないけれど、上っ面を失ったら動物になるよ。
まあ、カマラ・ハリスの政策がどうのと言うわけじゃない。トランプがヤバいというのは分かる。例えば安倍政権が言語を破壊したような蛮行が、これ以上世界を覆ってほしくない。