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「女ことば」をやめれば男女格差は縮まる 言葉が生み出す性差の影響:朝日新聞デジタル
asahi.com/articles/ASS334V93S2

宇佐美まゆみ『ことばは社会を変えられる』は1997年の本ですが、私もタイトルに込められたメッセージを強く受け止めてきました。PCの議論は概略的なレベルしかついて行けていませんし、昨今、PCへの社会的風当たりが強くもあるという状況も危惧しながら、しかしやはりことばは世界認識にかかわるのは確かで、「言語的事実」という考え方が有効であるということは根幹からは揺らがないだろうと思います。

上記リンクで紹介される平野氏の著書も読みました。脇が甘いと見なされかねない部分もありますが、一般向けには良書だと思います。上記リンクで紹介される、ウーテ・エーアハルトによる「かわいい女は天国へいくが、生意気な女はどこへでもいける」は男性の私からしても、エンパワーされるような温かさと力強さを感じます。まさにそれこそが「ことばが社会を変える力」だと思わされます。

記事タイトルを字義通り受け止めて、現実としてどこまで縮まるかと問われれば、そう簡単ではないと答えざるを得ません。それでも、ことばの学問に携わる者としては、やはりことばは社会を変える力を持つのだということは、大事なテーゼであると思います。

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