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今年のM-1で優勝した令和ロマンの、いかにも関東っぽさって何なんでしょうね。関西弁のしゃべくり漫才に感じる「イケてる大学生」みたいな感じがない、あれです。

有り体に言うと、関東はダサい。ゆえに安心してみていられる。いい意味でダサいとでも言いましょうか。文化部的な、それでいておしゃれでしょっていうほどのオフビート感もないというか。

で、昨晩はかたわれの高比良さんのコラムを読んで、関西と関東のことばの違いを論じているのが面白かった。

korekara.news/rensai/7077/

その中で、関西方言と関東方言のアクセントの違いに触れた箇所がある。
「アクセントが語尾にあるので、語頭を少し端折っても伝わりやすい。「なんでだよ」は「なん」にアクセントがあるのでそこと前のボケが被ると分かりづらいですが、「なんでやねん」は「やねん」が大事なのでぶつかっても大丈夫。」

メディアにふと現れるアクセント観察、いつも興味深いと思う。そう聞いているんだあ、という。アクセントは文字に残らないから、こういう記述が後から発見されて、当時のアクセントを再建するよすがになったりする。江戸時代の契沖、平安時代の悉曇蔵の記述もそうだった。1000年後の人がこの記述を見つけたときのことを考えると、ちょっと面白い。

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