自分が所属しているコミュニティとの歴史的連続性や答責性(世間ではアカウンタビリティという)を透明化させて、「前向きさ」を作ろうとする姿勢は、アメフト事件とのあいだに共通している。自分とは直接に関係ないケースを自己からどれくらい拡張し「自分たち」の話にできるか。私たちの社会が考える「信頼できる大人」、この世界を一緒に生きていきたいと思える大人になれるかは、そういう入り口をきちんと見つけられることにかかっている。
反省しろという話ではないんですね。これを自分だけの問題にしないという姿勢が求められている。彼個人を責める気ははじめからないが、この不幸な事件をきっかけとして、いい大人になってほしいなと思います。(2/2)