若い頃から偏頭痛持ちで、いわゆる閃輝暗点を伴うきついやつなんですが、この10年くらいは数年に一度くらいの頻度に収まって、人間らしい生活ができています。30代の前半くらいは週に何回という頻度の時もあって、授業中に閃輝暗点が始まるとメカドックよろしく(渡辺さん)目が見えないまま授業をしたものでした。
かつては常時携帯していたトリプタン系製剤も今は持たず。まだ市販はされないのですね。たまに苦しむくらいなら、その時だけお仕事はごめんなさいすればいい、と思うに至っていますが、ここぞと言うときには発症はせず、山を越えて落ち着いたときに出るんですよね。
というわけで一昨日、帰宅途中に閃輝暗点が始まって、久しぶりの偏頭痛に苦しんだのでした。しかし問題は、ロングテイルなめまいと吐き気がしばらく続くことです。デスクワークがこれがしんどい。料理とかパン作りは全然大丈夫だけど、PCで作業とか読書とか、大学教員として必須の基礎スキルはすべて調子が悪いです。トリプタン系製剤も「その時」の痛みは抑えてくれるが、この吐き気みたいなものは無理。
そういえばそういう薬はもらったことがないなと思って、薬局に行ったら五苓散を進められました。効果はまだ分かりません。
世の偏頭痛持ちの諸氏よ、共に耐え抜きましょう。