サンデー47号感想の続き。
「廻天のアルバス」は、ドラクエ的なファンタジー世界を舞台に、最近はすっかりメジャーになったゲームのRTAの要素と時間ループものの要素をうまくミックスさせた、実に現代らしいマンガだなと感心しながら読んでます。最終的な目的がヒロインが魔王になるルートからの解放というのもヒロイックで良いですね。人気的にも安定しているように見えるので安心して楽しめます(エラそう)。
ただ今回は、主人公最大の強みであるループ能力が効かなくなる可能性に触れる内容でもあったので、もしかしたら今読んでいる話が彼にとっての最終ループになるかも。どうなるんだろう。

ようやくサンデー47号を読み始めました。
新連載の「シテの花」ですが、主人公の性格が丁寧に描かれ、それによって彼の生きる世界が「ダンス」から「能」変わっていく様に説得力を持たせているなと思いました。あと、能のカッコよさと能楽師のダンサーとしての迫力を表現することに全力を出している感じがあるのも良いです。最初にページを開いた時は「能がテーマなのはかなりチャレンジングなのでは」と思いましたが、このマンガならやれそう。そんな感じがします。次回が楽しみです。

あとサンデー46号は「ハローワークモンスターズ」が良かったですね。マイラが狼男を人間と見間違えるところから始まるロマンス(今回はロマンス未満で終わってしまいましたが)。
見間違えた相手が同僚のルフというところも良いです。彼女が魔物に恋したことで彼女の中の魔物に対する見方が変わることも示唆されていましたし、何よりマイラとルフの組み合わせは案外ありなのではと思えてきました。何かとケンカして反りが合わない職場の同僚の、普段人には見せない面を垣間見てしまって恋に落ちるとか、よくありそうな筋書きですよね。そうして下さい(感想)。

サンデー46号を今頃読みました感想続き。

・龍と苺:何か最新号辺りで今の苺の正体が明かされたっぽいのだが、46号の段階では戦った塩原が「正体は判ったけどまだ言えない」で止まっている状態。少なくとも、いわゆるAIではなさそう。あと、未来の将棋中継の演出が格闘ゲームの背景っぽくて面白いなと思った。

・界変の魔法使い:田辺イエロウ先生の新作。主人公の謎をちらつかせつつ、ものすごく丁寧に登場するキャラクター達を描写しており、ヒット作を連発した作家の余裕を感じる。今回登場したネズミババアが好きになった。

・百瀬アキラの初恋破綻中。:サンデー期待のラブコメマンガの新作。スタイル的には「古見さん」の精神的後継作品だと理解していたが、アキラのコミュ症っぷりは「古見さん」を遥かに超えるレベルであり、こういうのは時代を下るにつれてエクストリームになって行くんだなと思った。今回は鈍感なはじめ君がついに自分がアキラのことを好きなことを自覚するに至る回で、読んでいて大変に清々しい気持ちになれた。ありがとう(感想)。

そしてまだ47号は読めてません。がんばります

古いものを表示
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。