#九龍城でもう一度
同時期に連載が始まった「朱月事変」「双影双書」「九龍城でもう一度」のサンデー中華テイスト三部作のハートフルラブコメ担当であるこのマンガも、物語はいよいよ佳境へ。
ヒロインの梅枝が「月が綺麗ですね」と事実上の告白をして、主人公の涼真も「俺は君と生きたい」とこちらも事実上の告白をしたのにも関わらず、何かその直後に涼真が場の雰囲気を自ら台無しにする行動をしたばっかりに、業を煮やした先代の真が龍脈の力で暴れ出したみたいな展開だと解釈しています(違います)。
涼真と真の関係は色々と複雑なのですが、涼真がかつて真に恋をしていたことは間違いないわけで、この機会にその辺の気持ちに区切りを付けて梅枝と結ばれて欲しいです。彼が九龍城でもう一度恋する心を取り戻すことで、「九龍城でもう一度」のタイトルは真に回収されることになる訳ですからね。みんな大好きタイトル回収の時は迫りつつあります。
なお、本編のヒロインの梅枝は茶壺の付喪神で、壊れた茶壺を涼真が買い取って修理したことで具現化したい存在なので、「空から降ってきた人間じゃない女の子」というサンデーにおける正統派ヒロイン像に合致していると認識しています。人間じゃない女の子サイコーは定理なので、即ち彼女も最高です(感想)。