渋谷アーカイブ写真展2024@渋谷ヒカリエ 8/COURT
こちらももう終わっちゃってるけど記録。
会場内はすべて撮影OKだった!
1960〜80年代の渋谷・原宿・代官山あたりで撮影された写真の展示。
私が生まれる前だし時代は全然かすってもいないんだけど、気になったので行ってみた。
知ってる場所のかつての姿だったり、すっかり変わってしまってはいるけど昔の名残が今もあったりするのいいよね……。
あのビルこのビルの現役時代、にぎやかでいきいきしてて素敵だ。渋くてかっこいいあの人の若かりし頃を見せてもらってる、みたいな良さがある。リアルで見てみたかったなあ。
#ゆる美術鑑賞記録 #fedibird [添付: 5 枚の画像] [添付: 5 枚の画像]
田中一村展@東京都美術館
田中一村という画家のことを何も知らずに行っちゃったし会場はかなり混雑していて怯んだけど、行って良かった〜!
正直個人的には好みの作風ではないんだけど(すみません)、そんなのは横に置いといてとにかく絵の気迫に圧倒される体験ができた
目線をどこに持っていったらいいのかわからないというか、トリミングこれでいいの?! なんで鳥をここに配置?? って思うような大胆すぎる構図にびっくり。
描き込みも凄まじく抜け感というものがほぼなくて、見てるこっちも自然と力が入るというかギュッとなる(?)感じがした。
少年時代から美大中退後、奄美に行く前、行ったあと、どの年代の作品もいろんな紆余曲折があったんだろうなと思わせるもので。
だからこそ最後の最後に晩年の作「アダンの海辺」を見た時には「ここまでたどり着いたか…」という気持ちになれてよかった。(作品数がかなり多かったので体力的にもそう思った)
ポストカードは比較的落ち着いた雰囲気のものをチョイス!
美術館の記録がなかなか追いつかない〜! とりあえずまとまったものから📝
福田平八郎×琳派@山種美術館
今年、大阪と大分で福田平八郎の回顧展があったけど残念ながらどちらも行けなかったので今回はぜひと思っていた・・・!
メインビジュアルになっている「筍」、色と形を繊細に描いた2本の大きな筍が絶妙な位置に置かれ、その背景には竹の葉っぱが線のみでパターンのように敷かれていて、洗練されたデザインのかっこよさに見とれてしまったよ。。
初期の頃の写実的な作品から、だんだんと色や造形、構図がデザイン的な作風になり、晩年はざっくりとした筆遣いでなんとなくほのぼのとした雰囲気に。
いろんな年代の作品を順に追いながら、表現が変化していくのを見られてよかった。
いいな~!と思った作品はポストカードになっていなかったので図録を購入。これでいつでも観られる
福田平八郎作品のボリュームはそこまで多くはなかったものの、ひとつひとつをじっくり観られてよかったし、平八郎に大きな影響を与えた琳派の美麗な作品も楽しめて大満足な展覧会だった◎
先月行った美術館のメモ、だいぶ日が経っちゃったけどせっかくだから残しておく✍️
DIC川村記念美術館からのハシゴでホキ美術館!こちらは写実絵画専門の美術館🖼️
どの絵も「写真みたい〜」と普通な感想が出てきそうなところ、じっくり見ると作家ごとにかなりテイストの違いがあるし凄まじい描き込みの部分があると「ここがこの人のフェチ(フェチ言うな)なんだな〜!」というのが感じられて超よかった。
とくに刺さったのが五味文彦さん
コラージュのような作品、印刷された紙片をリアルに描いたみたいで発想もすごいしそれを描ける技術もすごいー! その作品のポストカード見たとき思わず笑っちゃった。印刷物を精密に描いた絵が印刷物になってるの面白すぎない?
空の発見@松濤美術館
空をテーマにした企画展。屏風絵や襖絵など日本では"青い空"の表現がなかった時代から、近世には西洋画の影響でリアルな空を描くように。技術的な面だけでなく、さらに時代が進んでイメージの世界・心象をうつした空の表現が生まれて、絵の中の"空"のあり方がさまざまに変化してきたことを知れた。
ただの背景じゃない空の存在を意識して見るのはとてもおもしろかった!
この美術館は建物も見どころがたくさんあって大好き。
庭園美術館の建物公開にいってきた!
いつもは撮影不可だけどこの企画中は撮影OKだから写真撮りながらじっくり楽しめる
これでもかというほどアールデコを全身に浴びて(?)おやつも食べて満たされた〜
きのうは千葉のDIC川村記念美術館に行ってきた🏰
館内は撮影不可なんだけど全体の雰囲気も細かい部分のこだわりもすごくて建物を見るだけでもかなりの情報量だった…!
もちろんコレクションも充実してて、中でもロスコルームは室内に入った瞬間ギュッて緊張しちゃうほどの迫力🟥
そして企画展の「西川勝人 静寂の響き」は、この美術館が持つ独特の空間と光の中で不思議な色や形の作品が静かに佇んでいて、見ていると日常からは遠く離れた別世界を歩いているような気持ちになった
庭を散策したあとレストランでランチとお茶も楽しんで、本当にいい時間を過ごせたのでよかった! これが最後の訪問とならないことを祈る〜
今日はこちらを観に行ってきた🖼️
昭和モダーン モザイクのいろどり 板谷梅樹の世界@泉屋博古館東京
今回の展覧会を観るまで板谷梅樹という作家の存在を知らなかったけど、作品を見たら一目で大好きになってしまった
壁画にお皿、アクセサリーなど大小さまざまな作品はどれもハイセンスな色づかいでアールデコの雰囲気もあり、まさに昭和モダーンな世界が広がっている〜
父親で陶芸家の板谷波山との共同制作作品は、親子でまったく異なる作風が絶妙に調和していてとても素敵だった!
モザイク画は欠片をひとつひとつ手作業で組み合わせる制作過程を思うとほんとに気が遠くなってくるけど、だからこそ人の手のあたたかみを感じるし、見ていてほっとする気持ちになるんだろうなあ
図録はマストバイ! あとモザイク画のお花ポストカード🌹
記録を書くのが遅くなっちゃって気付いたら開催期間が終わってたけどせっかくなので上げておく!
ポール・ケアホルム展@パナソニック汐留美術館
20世紀デンマークの家具デザイナー、ポール・ケアホルムの作品をまとめて見られる展覧会。
ケアホルムは早くからその才能を発揮していて、学生の時の卒業制作でPK25(1951年、22歳!)、卒業後すぐにPK0(1952年)という代表作ができあがっていたことを知ってびっくりした。金属とかガラスとかロープを組み合わせたスタイリッシュなデザインはこの頃からもうすでに完成していたんだなあ。
ケアホルムがデザインした家具が年代順に並んだ展示室(全3室中の2番目)は、壁も展示台も真っ黒の空間にチェアやテーブルが堂々と並んでるのがめちゃくちゃかっこよかった! この部屋も撮影不可だったのが残念だけどその分じっくり味わった。
最後の展示室を見た後で折り返す順路になっていたので、帰りは時代を遡るようにして再びこの部屋を通れるというのがまたいい展示構成になっていたように思える。
《ツリーにちょっとだけ続き》
先週末に行った展覧会その2!
TOPコレクション 時間旅行@東京都写真美術館
今から100年前の1924年を出発点にした「時間旅行」がテーマの写真展。
大正時代にはすでに前衛的な写真表現が生まれていたことや、絵画のような芸術作品としての写真をめざす「ピクトリアリズム(絵画主義)」について知る。
1930年代の東京の街と人々を写した写真は猥雑で活気のある雰囲気がとても好き。広告写真・ポスターはまさに昭和モダンでおしゃれなものが多い! やっぱりこの時代好きだ~。
雑誌『アサヒグラフ』のバックナンバーの展示もあって、戦前・戦中・戦後の世相の移り変わりをたどれるようになっていた。戦前の表紙はかなりアート感がつよい。だんだんと戦時色が濃くなって、「輝く皇軍の大勝」の文字が大きく載った1938年1月発行号の横には1948年12月1日号「東京裁判特集号」。60年代には岡本太郎が表紙に載っているものも。
そのほか、昔の渋谷駅前の風景とか恵比寿のビール工場があった頃の写真を見ると、街の姿は全然変わっちゃってるけど今も面影が残っているところもあったりして、いろんな視点から過去と現代とのつながりが感じられる展覧会だった◎
こないだの週末に行ってきたやつ🖼️
犬派?猫派?@山種美術館
日本画の犬&猫大集合の展覧会。
わたしは猫派なんですけど長沢芦雪の描く仔犬にはかなわん~! 仔犬の毛のパヤパヤ感とかきゅるんきゅるんの目とか、しかもそれが集まってわちゃわちゃになっててかわいさてんこ盛りすぎる (2枚目の写真)
円山応挙の犬はかわいい中にも賢さがある顔をしてるんだけど芦雪の犬は「たのしー!! わーいわーい!!」な愛嬌100%ゆるかわ系で、師匠の応挙と弟子芦雪の違いも楽しめた◎
今回いちばん好き~と思ったのは川合玉堂の猫!
何か気になるものを見つけたような表情で片手をちょいって出してるトラ猫ちゃんの絵。作品の横に、この絵のモデルらしき猫ちゃんを抱えた玉堂と奥さんが一緒に写った写真があったのもまたよかった。これは相当可愛がっていたに違いない!
ポストカードがあったら欲しかった・・・。美術館のインスタで以前紹介されていたのを見つけたからリンクを別トゥートに貼っておく。見て~!
#ゆる美術鑑賞記録 #fedibird
SOMPO美術館の『北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画』に行ってきた!🇳🇴🇸🇪🇫🇮
展覧会のタイトル通り、神秘的で綺麗だけどちょっと怖い雰囲気もあって北欧の自然観をあらわしているような作品がたくさん。やはり森や湖を描いた絵がすごーく多い。会場内は耳をすませると聞こえるくらいの音量で、水の流れる音や鳥の鳴き声、鐘の音などのBGMがかかっていた◎
初めて見る画家が多かったけど、中でもテオドール・キッテルセン(ノルウェー)の絵がとても気に入った。民話を題材にした作品をよく手がけていて、トロルの姿を初めて具体的に描いた画家とも言われているとのこと。「アスケラッドとオオカミ」、主人公が森でオオカミと対面している場面。暗闇の中でオオカミの目だけが光って、すごい存在感を放ってる!