先週末に行った展覧会その2!
TOPコレクション 時間旅行@東京都写真美術館
今から100年前の1924年を出発点にした「時間旅行」がテーマの写真展。
大正時代にはすでに前衛的な写真表現が生まれていたことや、絵画のような芸術作品としての写真をめざす「ピクトリアリズム(絵画主義)」について知る。
1930年代の東京の街と人々を写した写真は猥雑で活気のある雰囲気がとても好き。広告写真・ポスターはまさに昭和モダンでおしゃれなものが多い! やっぱりこの時代好きだ~。
雑誌『アサヒグラフ』のバックナンバーの展示もあって、戦前・戦中・戦後の世相の移り変わりをたどれるようになっていた。戦前の表紙はかなりアート感がつよい。だんだんと戦時色が濃くなって、「輝く皇軍の大勝」の文字が大きく載った1938年1月発行号の横には1948年12月1日号「東京裁判特集号」。60年代には岡本太郎が表紙に載っているものも。
そのほか、昔の渋谷駅前の風景とか恵比寿のビール工場があった頃の写真を見ると、街の姿は全然変わっちゃってるけど今も面影が残っているところもあったりして、いろんな視点から過去と現代とのつながりが感じられる展覧会だった◎
こないだの週末に行ってきたやつ🖼️
犬派?猫派?@山種美術館
日本画の犬&猫大集合の展覧会。
わたしは猫派なんですけど長沢芦雪の描く仔犬にはかなわん~! 仔犬の毛のパヤパヤ感とかきゅるんきゅるんの目とか、しかもそれが集まってわちゃわちゃになっててかわいさてんこ盛りすぎる (2枚目の写真)
円山応挙の犬はかわいい中にも賢さがある顔をしてるんだけど芦雪の犬は「たのしー!! わーいわーい!!」な愛嬌100%ゆるかわ系で、師匠の応挙と弟子芦雪の違いも楽しめた◎
今回いちばん好き~と思ったのは川合玉堂の猫!
何か気になるものを見つけたような表情で片手をちょいって出してるトラ猫ちゃんの絵。作品の横に、この絵のモデルらしき猫ちゃんを抱えた玉堂と奥さんが一緒に写った写真があったのもまたよかった。これは相当可愛がっていたに違いない!
ポストカードがあったら欲しかった・・・。美術館のインスタで以前紹介されていたのを見つけたからリンクを別トゥートに貼っておく。見て~!
#ゆる美術鑑賞記録 #fedibird