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「田野先生」の、映画『関心領域』にまつわるインタビュー、プレゼント感謝です🙏>ゆかりさん
やっぱり、アーレントの「悪の凡庸さ」 が「かなりゆがんだ形で一般の間に広まって」いるとの認識。誰のどんな〈概念〉であれ歪曲したい人はするのだし、とはいえ確かに困ったものではある。
「アイヒマンやヘスたち親衛隊幹部は、確信的にホロコーストを実行していました」
に付け加えるならば、当時の彼らにとってユダヤ人の絶滅という目標は〈良いこと〉だった、に違いない。
ホロコーストを「未曽有の悪」と絶対化してしまったのは、ちょっと残念(記事の整理によるかも)。それでも、良い/悪いを無邪気に分けることができず考察が常に往還する宙吊り状態に耐える研究者の苦しみがにじみ出ていて、よいインタビューでした。
出世のために
ただ、その一方でそういった出世主義的な人達も社会(?)が評価する価値基準を体現していたりしてりする訳であってそれはそれで悪いことではないようにも思う。
言い換えれば適応能力が高いということなのかもしれないし。
逆に何らかの価値観を確立するなどして独立独歩(?)的な生き方をする人は我が儘な生き方をしているなどとして後ろ指をさされる可能性だってあるのかもしれない。