※以下は特定の人物や事例への言及を含むものではない。単なる一般的な考察の類である。
何かあるとすぐ「頭が悪いのだろう」「知能に問題があるせいだ」などと他人について述べている人にたまに遭遇するのだが、本当にそれらに問題があるのだとどうして言えるのだろうか?
また自分にとっては当たり前の知識を相手が備えていない事を突いて、馬鹿である等と相手を貶していたりもする……。
人を貶すのも軽蔑するのも自由だと思うのだが(特に内心において)(また所謂『表』に出さない限りにおいて)、どうしてそのように判断してしまうのかというその心理のメカニズムは少し興味深いように思う。
多分簡便かつ暫定的な判断が必要とされていて、幾ら何でも本心からそう強く結論付けている訳ではないのだろうと思う。
さもないとその発言者は自らの知(認識能力)について高すぎる評価を与えてしまっている事になるのではないか。
そこに見られるのは恐らく彼我の知的能力の差などとという問題ではなくて、恐らくは発言者における自尊心の問題なのではないかと思われる。