今日は終戦記念日。
13万人のうち9千人しか帰ってこられなかったニューギニアに戦争へ行った父の知人の話です。
夜、歩いていて「何か足元がやわらかい」とよく見たら、おびただしい死体が地面を埋め尽くしていたこと…。
ある部隊が集合時間になっても待てど暮らせど来ない。兵士が空腹すぎて動くことができなかったから…。補給もまともにできない無謀な戦争。
とりわけ衝撃だったことは、地図がなくて、米軍の宿舎を襲撃して手に入れたこと…。
怪我をして動けなくなり雨露を飲み凌ぐギリギリの状況の中やっと来た救助船は知人が乗り込んだ船以外撃沈され、からくも日本に戻ってこれたそうです。
何度も「戦争は絶対いけない」と仰っていた、すでに泉下の客となった父の知人の思いを、必ず私は受け継いでいきます。