たとえば、わたしたちの生活を豊かにしてくれた自動車ですが、自動車が整った道路を要請し、道路網が拡張していく過程で、「車は距離をつくりだす」「徒歩と自転車にとっての環境を破壊する」と言います。
集落にひとつはあった商店が消える。商店街が寂れスーパーマーケットすら潰れて、郊外型マーケットだけが残る。技術は進み、さらに早く、空も飛びます。いずれわたしたちは、それを利用せねばならなくなるでしょう。そのために一生懸命働くでしょう。
人口減だけではない。車社会になったから、と云われるこの現象を引き起こしているのは車という「道具」。
自動車を否定する必要は全く無いけれど、人が道具の奴隷にならないためには、知っていること、コントロールする側であること、が必要なのだと思います。