BT
私も最近はもうハリウッド映画で見るのは昔のやつばっかりなので、マーベルとか全然わからないので、
また韓国カルチャーの話ですが。
韓国映画見ていると、一度国外に脱出した人が、また国に戻るって描写がすごく多いんですよね。
映画「新感染」の4年後という設定の映画「新感染半島 ファイナル・ステージ」も、一度国外に脱出した人が(報酬目当てではあるけれど)危険を承知で国に戻る。そして、「命の選別」になりそうな場面でも、そういう展開にしない。
今度映画になったという小説『韓国が嫌いで』(チャン・ガンミョン)でも、移民バッグ持ってオーストラリアに行った主人公が、現地でたくましく生き抜きつつ、最後にはまた韓国に帰る。
底流にあるのが、自分だけ平和なところに行って安全に暮らせればいいというのではダメだという考えなのだと思います。
むろん、現実にそれを個々人が実行できるかどうかはまた別であり、あくまでフィクションのなかで示される行動規範としてということですが。
世界中で韓国カルチャーが受けているというのも、映画とかK-POPのレベルの高さが受けているというだけではなく、「自分だけ勝てればいい」という殺伐とした価値観ではなく、「共に生きようとする」姿勢に惹かれる人が多いからなのではと思ったりします。