ゴールデンカムイ、いろいろ功罪あると思うけど、功罪の功の部分ばかりが大きく語られがちなの、やっぱり問題だと思う。

ウィルタが出てきたけど、このお話の時代のあと、ウィルタは日本軍によって戦争協力させたりしてるんだよね。

最近、図書館で本棚見てたら、ウィルタについての本があって、お、ウィルタだ!って思って、かりて読んだら、日本のやってることが結構ひどかった。ゲンダーヌさんっていう人の話。
日本の特務機関に使われて働いて、シベリア抑留されて。その後、昔の暮らしにも戻れないけど、軍人恩給とかもないから日本で建築の日雇いとかで働きながら、補償を求めて裁判するしかなかったっていう。

お話に出てくるひとも、そういう目にあったのかも、とかついつい考えてしまって、つらかった。(もちろん、フィクションなのだけど)。

補足として

・wikiのゲンダーヌさんの項目。
ja.wikipedia.org/wiki/ダーヒンニェニ・

・国会図書館所蔵
『ゲンダーヌ : ある北方少数民族のドラマ』田中 了
(国会図書館の登録利用をしている方はデジタルというところを押すと、ウェブ上で読めるみたいです。私は未登録なので見られないのですが)。

ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/

※私が読んだのは同じ著者の『戦争と北方少数民族  あるウィルタの生涯』という本のほうです。

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記事プレゼントありがとうございます。

以前も投稿したことがあるのですが、

『戦争と北方少数民族 : あるウィルタの生涯 』(田中了)
dl.ndl.go.jp/pid/12720759

という本で、ウィルタのゲンダーヌさんという方について読んだことがあります。

朝日の記事に出てくる北川アイ子さんのお兄さんが、ゲンダーヌさんです。

カラフトで暮らしていたゲンダーヌさんは、
戦争中、日本の特務機関の現地での「手先」として使われ、終戦時に危うく(口封じとして)殺されそうになる経験をします。
その後日本の戦争遂行を助けた戦犯としてシベリアに抑留されます。

抑留から解放されたあとも、もう故郷には戻れないので、来日。
軍人恩給などがもらえるわけでもく、日雇い現場などで働きながら暮らしていた、など、
たいへんな人生がつづられている本です。 [参照]

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