選挙、いろいろ考えて投票先を決めても、
これでよかったのか、と毎回のように思っています。
どういう社会であるべきか、その実現のためにどう投票したらいいのか。
私たちひとりひとりが考え、意見の共有や議論をしながら、試行錯誤を続けていく。
その試行錯誤をみんなで積み重ねていくプロセスのなかに、
「市民社会」があらわれるのだと思います。
なにかの「信者」になって対象をひたすら肯定したり全面否定したりするのではなく、
一歩一歩地道に考えて、必要なときには対象への支持を表明したり批判したりしていく。
「投票」自体は一瞬で終わる行動です。
ですが、その一瞬のなかにこういう膨大に積み重ねられた軌跡がある。
すごく大変なことだし、そのぶん投票という行動自体を怖いと考えてしまうひとがいるのも理解できます。
でもしんどくてもちょっとずつでもよい社会をつくる方向へ、
投票を通じてみんなで進んでいけると信じたいです。