星野リゾートの星野佳路氏がいることで話題の環境省「国立公園満喫プロジェクト有識者会議」。
星野氏以外も観光・リゾート開発の関係者ばかりですね。
env.go.jp/nature/np/post_102.h
(以下、敬称略)

●石井至
→コンサル。観光系で政府に食い込んでいる。
ja.wikipedia.org/wiki/石井至

●江﨑貴久
→旅館経営。伊勢志摩国立公園エコツーリズム推進協議会会長。

●デービッド・アトキンソン
→新自由主義者。首相時代の菅義偉のブレーン。『新・観光立国論』で山本七平賞。ほかに竹中平蔵との共著など。

●涌井史郎
→全日空万座ビーチホテル、ハウステンボス、東急宮古島リゾートなどのリゾート開発に関わってきた造園家。

この人は「学識者」とされていますが、東急グループの造園会社・石勝エクステリアの創始者で、企業側のひとです。

(石勝エクステリアの株を99.9%保有しているのが、東急不動産。
東急不動産は、三井不動産や三菱地所などと同様、国内有数のデベロッパー)。

●博報堂グループのインバウンド専門会社の経営者がゲスト参加している回もあります。
env.go.jp/nature/np/mankitsu/1

画像はその回の資料です。
自然を、お金持ち向けの「体験価値」商品にしないでほしいです。

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「星野リゾート(長野県軽井沢町)は10月から大学の学年に関係なく入社試験を受けられるようにする。大学1、2年生にも内定を出す。観光業界では慢性的な人手不足が続いており、早期の採用活動で優秀な人材の獲得を目指す」

nikkei.com/article/DGXZQOUC15D

星野リゾート、
橋下維新と手を組み、もともといた人たちを追い出して西成の再開発をしたり、
国立公園をリゾート開発してホテルを建てる「国立公園満喫プロジェクト」に関わったり、
やっていることがいつも悪辣すぎます。

大学1年生から内定出すって、
そんなことが許されるのでしょうか。

大学にはいってすぐ「就活」が始まること自体おかしいし、「内定」がでている学生に「企業理解を深めるプログラムを用意」というのは、実質的には在学中から仕事が始まるということでしょう。

現状、ただでさえも
生活費のためのバイト、長すぎる就活、インターン、研修など、
学生が学業に専念できない多くの問題があります。それに拍車をかけるような話です。

三井不動産などのデベロッパーが跋扈し、「開発」の名のもと各地の公共財がどんどん「観光ビジネス」のための利権になり、「人手不足」などといって、大学一年生まで動員する。

こんなことを当然視している会社、それを許す社会が怖いです。 [参照]

>> 大学1年生から内定出すって、
そんなことが許されるのでしょうか。

許されるか、許されないかよりも、これって大学教育をバカにしていると私には思えます。これをきいた大学側が抗議すべきでしょう。

1年生の段階で、星野リゾートに必要な人材であることを判定できるなら、卒業を待たず、すぐに雇えばいいでしょう。大学の4年間で獲得する知識や技術は必要ないと。

人材ではなく、単に人手がほしいだけ。それに4年後、この企業の経営状況がどうなっているかもわからないし。

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